小川崇
東京メトロは、台風14号の影響で18日に東西線が冠水したトラブルについて、周辺で行われていた工事の不備で雨水が線路に流れ込んだことが原因だったと22日発表した。これにより信号トラブルが発生し、高田馬場―日本橋間で約8時間運転を見合わせ、約13万9千人に影響が出た。
東京メトロによると、18日午後1時15分ごろ、飯田橋駅付近の工事現場から雨水が大量に流入し、神楽坂―九段下間で約430メートルにわたって冠水した。資機材を運ぶための搬入口に、ふたを設けていたが、金具で固定されていなかったことが主な原因という。
飯田橋駅付近では、東西線の混雑緩和のため、折り返し設備の改良工事が進められていた。東京メトロの担当者は「荒天が想定される場合、雨水流入の可能性のある箇所について、工事取引先と点検作業を徹底する」と説明している。(小川崇)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル